K.Mさん 店長（30代）
厳しくも、日々の接客を誰よりも見てくださっている常連のお客様がいらっしゃいました。
接客に厳しい一面があるので、最初は緊張してぎこちない接客になっていましたが、月日が経つにつれ「店長！今日もがんばってるね！」と認めてくださり、時にはお客様からお土産をいただけるような間柄になりました。
その後、月日が経って私が別店舗へ異動する日がやってきました。しかし、その日に限ってそのお客様はご来店されず、しっかりと挨拶ができなかったのが心残りだったのを今でも覚えています。それから、新しい店舗で1週間が経とうとしていた時、前の店舗の後任店長から連絡があり、そのお客様から私宛にお手紙をいただいたことを知りました。そこには、「店長がこの店の店長で良かった。私の1年間の朝をこの吉野家で迎えられたことに感謝します。」という温かい言葉が綴られていました。
私の成長をずっと見ていただけたことが嬉しかったし、あのお客様のためにも、さらなる成長を遂げたいと思い、日々努力しています。
A.Hさん 店長（20代）
新人の頃に出会った店長の話です。
吉野家での仕事は達成感がありますが、同時に体力を必要とする仕事です。しかし、その店長は私を含め、従業員の前ではどんな時でも絶対に「疲れた」という言葉を使わず、常に明るい方でした。
ある日、店長と2人になった時に「日々、疲れていないのかな？」と思い、聞いてみたことがありました。そしたら「自分がマイナスなことを言ったら、周りの人も疲れちゃうでしょ？」と明るく答えてくださったことが印象的で、店長は人一倍、周りを意識しながら、行動していることを感じた瞬間でした。
私も当時の店長のように自分のことだけでなく、一緒に働く仲間のことを考えられるようになっていこうと固く心に決めています。
